Readerの重さについての補足だが、文庫本ではどのくらいのものに相当するだろうか?
計ってみたところ、大体430ページぐらいの文庫本の重さが220gだったので、カバーをつけたReaderと同じくらいと言えそうだ。
もちろんカバーをつけなければもっと軽いのだが、むき出しで持ち歩くのがちょっと心配なのと、カバーをつけておけば普通の本を読んでいるように見えて、周りから見てもあまり違和感がないかな、などと。
さて、Readerの画面の解像度は584×754である。これは、5インチモデルでも6インチモデルでも変わらない。なので、6インチだから情報量が増えるということはなくて、読みやすくなるだけである。
現在の自分の「自炊」は、「裁断」→「スキャン」→「PDFDiet」で余白削除→ChainLPでReader用のlrfファイル作成、というワークフローになっている。この「PDFDietで余白削除」の部分が一番時間を取る部分だが、ここで最大限余白を取り除かないと、5インチモデルでは読むのがつらい。
しかし、昔の文庫本をスキャンしようとして中を見、思わずうなってしまった。
本は、1969年2版の、邱永漢の「奥様はお料理がお好き」。この本の本文は、縦48文字×19行の組版となっている。最近の文庫本はどうかというと、2010年の河治和香「浮世袋」で38文字×16行。情報量は2/3になっている。
もちろん、これで本自体の価値がどうとかと言うつもりはない。大きい文字にはそれなりの利点があり、電子化するには最近の大きい活字の方がありがたいのは言うまでもない。
だが、書棚には昔の文庫本もかなりあり、例外なく文字が小さい。これを今のワークフローで処理すると、多分目をこらさないと読めない書籍になってしまうだろう。
回避方法はいくつかある。
1.パソコンで読む ディスプレイでは目が疲れるので、長時間読むには適していない。
2.6インチ以上のブックリーダーを買う 5インチ買ったばかりなので、当分はお預け。次に欲しいのは、10インチのタブレットだし。
3.MetilTranで再配置 時間はかかるが、今のところのチョイスはこれ。
本日の電子化
佐藤雅美 縮尻鏡三郎(上)
同 縮尻鏡三郎(下)
同 首を斬られにきたの御番所
同 浜町河岸の生き神様
昨日に引き続き、とりあえずスキャンしただけ。
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