2011年7月7日

カミのみぞ知る

自分の蔵書数は、約3000冊ぐらいだろうと思う。その内、半数ぐらいが文庫本と新書になる。内容は偏っていて、文庫本のほとんどがミステリと時代小説。いわゆる恋愛小説とかラノベとか、流行のベストセラーなんてのはまず皆無である。

これらの電子化を始めたわけだが、カッターで解体をしていて気がついたことがある。同じ文庫本でも、解体しやすい本とそうでない本があるのだ。
まず、大体において古い本の方が解体しやすい。もう糊も劣化していて、引っ張ると簡単に取れるくらいになっているし、紙も水気(?)が抜けて、パリパリになっているので、裁断も楽だ。もしかすると、古い本と新しい本では、紙の質や糊の材質も違うのかもしれない。
で、出版社によっても紙質が違う。PK-513Lのような断裁機で一気に切ってしまうと気がつかないが、手作業で切っていると手ごたえで判る。
出版社の中でも一番裁断しにくいのは、講談社。紙に弾力がある感じで、カッターを引いてもなかなか切れてくれない。

スキャンのときに苦労したのは文春文庫で、東野圭吾の「予知夢」などは、たかだか270ページぐらいなのに10回以上もジャムと重送を起こした。何か裁断に問題があったのかもしれない。
本日解体した、松井今朝子の「家、家にあらず」は集英社だが、のりしろが他社よりも大きいような気がする。同じように裁断したのだが、端がくっついたままのページが数箇所あって、ジャムを起こした。

本日の電子化
出久根達郎 御書物同心日記
同       続御書物同心日記
同       御書物同心日記<虫姫>
宇江佐真理 神田堀八つ下がり
松井今朝子 家、家にあらず

0 件のコメント:

コメントを投稿